【マップ講座】デフォルトマップチップだけで町を作ろう①【初心者向け】

RPGツクールにはデフォルトでタイルセット(マップチップと表記している方もいます)が用意されています。

このタイルセットを使えば簡単に町や村のマップが作れるのですが、いざ作ろうとしても上手くいかないという方もいるかと思います。

今回はツクール初心者やマップ制作が苦手な方の参考になるよう、デフォルト素材のみで町を作る工程をご紹介しようと思います。


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まずは簡単な民家の外観を考えてみよう

町を作るには当然、家や教会などの建物が必要になります。

大きな町だと同じような見た目の建物が並ぶ事もあると思いますが、例えば「町長さんの家は大きく」「ここは宿屋だから2階も作ろう」など設定に応じて外観を変える必要も出てくるでしょう。

まずは、デフォルト素材でどのようなデザインの建物が作れるかイメージしてみます。

民家の例

こちらはいわゆる民家の例です。

壁を1段にするか2段にするかで印象が大きく変わりますね。

キャラクターのサイズに合わせて1段にするか、建物なのだから2段にして大きく見せたいかで壁の高さは変わってくるでしょう。

ここは好みの話になってしまいますが、私は「建物はある程度大きく見せたい派」なので民家の場合は壁を2、3段にする事が多いです。

お城のような更に大きな建物の場合はだいたいの場合3段にしています。

屋根の高さも好みによって変わるかもしれませんが、私は基本的に屋根を壁の高さ+1で作っています。

この民家の画像ですと壁が2段なので屋根は3段になっています(壁1段の建物と3番目の建物は例外です)

民家の外観が決まったらアレンジしてみよう

建物の見た目を1つ決めると、それをベースに色々なアレンジができます。

今度はどんなアレンジができるかを考えてみましょう。

窓の種類や付け方を変えてみよう

民家の窓の例

壁が1段の場合は小さな窓しか使えませんが、2段の場合は大きな窓を使う事が出来ます。

また、小さな窓を上下に設置しても面白いと思います。

このように窓の種類や位置を変える事で差別化が可能です。

「緑豊かな町」「植物を愛する人たちの町」などの特徴があるなら全ての建物に花や植物が付いた窓を使っても良いでしょう。


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2階建ての建物はアレンジのバリエーションも豊か!

2階建ての建物の例

次に2階建ての建物の例です。

まず思いつく例としては冒頭で例として挙げた小さな建物を2種類重ねて作るパターンと、壁を4段に伸ばして屋根を付けるパターンが考えられます。

1階と2階の間に屋根をつけるのもアリですね。

また、2階建ての建物を作る場合はちょっとした工夫で見栄えがぐんっと良くなる事もあります。

2階建ての別パターン

上の画像はその一例です。

左の建物は1階部分をレンガの壁に、2階部分をシンプルな壁にしています。

これは別々のマップチップを使うだけで作れるので、簡単に1階と2階を分けられ、またオシャレな感じを演出できます。

右側は同じマップチップを使っていますが、ちょっとしたツクールのテクニックを駆使しています。

ツクールではマップ上に置かれたマップチップを右クリックすると、その位置にあるマップチップをコピーする事が出来ます。

右ドラッグでコピーしたい範囲を選択する事も可能です。

この機能を使って先ほどの右側の民家を作っているのです。

実際にやってみましょう。

マップ作りのテクニック

まず、1階部分の壁を作り、作った壁を右ドラッグで選択しコピーしましょう。

これを上に乗せるような感じに設置するのですが、この作り方をする時は必ずSHIFTキーを押しながら設置するようにしてください。

これで2番目のように同じ壁でも1階と2階を分ける事が出来ます。

SHIFTキーを押さずに設置した場合は3番目のように壁がくっついてしまいますので注意してくださいね。

2階建ての別パターン

あとは窓や入り口を工夫するだけで外観のバリエーションが増えていきます。

屋根は1階分の壁の高さを基準に「壁の高さ+1」で作っています。

画像の場合ですと1階分の壁の高さは2段なので、屋根は+1で3段で作っています。

これは私なりの作り方というだけですので、お好みで調整していただいても大丈夫です。

ただ、あまり屋根に高さを付けてしまうと人によってはバランスが悪く見えてしまうかもしれません。

また、壁を3段以上にした場合はこの作り方だと上手くいかない事もありますので、そこは調整が必要かもしれません。

町マップを作るには民家が必要不可欠です。

まずは色々な民家を想像し、思い思いに作ってみましょう!