RPGにおいて必要な施設の一つが宿屋ですね。
この宿屋の料金設定、皆さんはどうされていますか?
ゲーム開始から終了まで一定料金のまま利用できる設定や、進行度によって変化する設定など色々あると思います。
今回はパーティーの人数によって料金が変わる宿屋を作ってみようと思います。
処理の完成図はこのようになっています。
何処でどのような処理が入っているのか、最初から作りながら解説していきます。
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変数に必要な情報を代入していこう
まずは変数を使って宿屋の処理に必要な情報を入力していきます。
今回は後々修正等が楽になるようにコモンイベントを使って作っていこうと思います。
マップイベントで作る場合も同じなので、お好きな方で作ってみてください。
まず、変数1に現在の所持金を代入します。
変数1に適当な名前を付け操作を代入にチェックし、オペランドのゲームデータからその他を選んで所持金を選択しましょう。
これで変数1に所持金が代入されます。
次に変数2に現在のパーティーの人数を代入します。
先ほどと同じように変数の名前をわかりやすく変え、代入にチェックを入れます。
オペランドも先ほどと同じゲームデータのその他を選び、今度はパーティー人数を選択しましょう。
これで変数2に現在のパーティー人数が代入されます。
次は1人当たりの宿賃を決めます。
今回は決まった価格のまま最後まで進む感じで作るので、変数3に定数30を代入しました。
今回ここの変数の名前は説明の為に「1人分の宿賃」にしましたが、この後の処理でわかりにくくなりそうな方は「宿代」など簡単なものにした方が良いかもしれません。
ここまでよろしいでしょうか?
次の処理は宿賃をパーティー人数に合わせるものです。
簡単に言うと変数2と3を掛け算させるだけです。
まず、最初の変数の所は「1人分の宿賃」を代入した変数3にします。
そして、オペランドを変数に合わせ「パーティー人数」を代入した変数2にしましょう。
こうする事で変数3に「1人分の宿賃×パーティー人数」の答えが格納されます。
今回の場合ですと宿賃が30なので「30×1=30」や「30×2=60」などが格納されるわけです。
これで変数の下準備は終了です。
次はいよいよ宿屋の処理を入れていきます。
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宿屋の処理はイベントの簡易作成を利用しよう
さて、今から宿屋の処理を組み込むのですが、少し楽をしようと思います。
コモンイベントで作ってる方はここで一度「適用」を押してデータベース画面を閉じてください(必ず適用またはOKを押してください!)
マップ上で右クリックをすると「イベントの簡易作成」というものが出てくるのはご存知ですか?
「イベントの簡易設定」は場所移動や扉、宝箱といった処理が簡単に作れる便利な機能です。
その中に宿屋の処理もあるので、それを選んで適当なマップイベントを作りましょう。
このイベントの中身をコピーして、先ほどまで作っていた処理の下にペーストします。
これでちょっとだけ手間が省けますね!
コピペが済んだら細かい所を修正していきましょう。
まず、文章の表示が10Gのままなので変数3の値になるよう書き換えます。
10の所を「\V[変数の番号]」にすると指定した変数に格納されている数値が表示されます。
今回の場合は「\V[3]」にしましょう(\Gは通貨単位が表示されます。通貨単位を円にしている場合は円が表示されます)
次に条件分岐を変えていきます。
コピペした状態だとタブ4の「お金」が選択されているのですが、これだと「変数の値以上の時」に設定できません。
なので、タブ1の変数を選びましょう。
ここで「変数1:所持金」が「変数3:宿賃」より多い場合に設定します。
次に所持金の増減の所を変えていきましょう。
コピペした状態だと「定数:10」が減るようになっていますので、ここを変数3の「宿賃」に変更します。
これで変数3に格納されている「1人分の宿賃×パーティー人数」分の料金が引かれる事になります。
これでパーティー人数によって値段が変わる宿屋の完成です!
コモンイベントで作ってる方はマップイベントの中に今作ったコモンイベントを呼び出す処理を入れておきましょう。
宿賃を変えたい時は変数3に代入した定数を変えれば良いだけなので、修正がとても楽です!
応用も効く作り方だと思うので、色々設定カスタマイズしながら自分好みの宿屋を作ってみてはいかがでしょうか。
では、今回はこの辺で(`・ω・´)ゞ
どうも、少し前に「騎士と魔導士編」の感想を送った者です。
今回、「時を越えし者たち編」をクリアしたのでまた感想を送らせていただきます。
作品に関係ない記事にコメントしてすみません。
「騎士と魔導士編」をクリアしてからそんなに経っていないので、
熱が冷める前にプレイを……という事で公開初日から始めました。
序盤のエルネストの発言を見て、話に出た兄と妹は黒と白の魔導士だなというのは
すぐ分かりました。
その後のアクジャさんがエルネストを見た時の反応で確信。
そうなると、エルネスト視点なのにアクジャさんの心境が予想できるのが面白い。
アクジャさんがヒロインしまくっていて新鮮でした。
前作より人間味溢れていましたね……。
これも最愛のエルネストがいたからこそなのでしょう。
アメリーの恋人発言から露骨に不機嫌になって笑いました。
ショック受けた時の表情のギャップが凄まじかったです。
二人の関係のじれったさを楽しんでいると、
後半から来るアクジャさんの過去フルコース。
あんなに絶望してもエルネストへの想いは変わらなかったとか
一途すぎてもう……。
一週目が終わり、最後のエルネストの言葉を見て色々納得しました。
度々現れたもう一人のエルネスト。
そして、ノーマッドの目の色……。
そういえばあなた、「君と俺とひみつの夜空」にいましたもんねぇ!
あの頃から続編も視野に入れていたんですね……。
あの夜空が、前作と今作の主人公とヒロインにとって重要な場所というのがイイ。
二週目のアクジャ視点でプレイして思ったのが、
アクジャさん! ベタ惚れじゃないですか!?
一週目でアクジャさんの心境を予想していましたが、
想像以上に惚れていてびっくり。途端に可愛く思えてきたぞ!?(困惑
そして、二つ目のエンディング。
エルネストとアクジャのイチャイチャ。
フォルティスとミレイヤのイチャイチャ。
そうですよ、これが見たかった! 尊い……。
一方のアルス君のオチよ。
今作で色々な決着がつきましたね。
まさか、ディアブロスを倒せるとは思いませんでした。
全ての元凶とでも言うべき奴でしたが、
あいつに食われた魂は解放されたのかな?
そうなら、アザエル兄さんやナンバー666達も浮かばれますね。
前作よりもハッピーエンド感が大きかったです。
エルネストとアクジャにとって、考えられる限り最良の結末でしょう。
魔界の方は、ディブロ君がどうにかしてくれるはず!(他人任せ
以下、印象に残ったキャラについて書きます。
エルネスト
:この人が登場する伏線は前作と前々作にちゃんと出ていたんですね。
この人でなければ、アクジャさんを救えないよなぁと思いました。
アクジャ
:前作とのギャップが凄まじい。
今作では恋する乙女でしたね。
もう永遠の時間を苦痛だけで過ごす事はないでしょう。
ネージュ&イオン
:癒し。
この子達は髪の色と目の色ですぐ察しがつきました。
反応が一々面白くて好きです。「え、口悪……」
真っ直ぐに育っているあたり、フォルティスとミレイヤが
いい両親している。
フォルティス&ミレイヤ
:この二人のハッピーエンドを見るために
プレイしたと言っても過言ではありません。
やっぱり、フォルティスは色々吹っ切れてからの行動が格好いいですね。
前作のミレイヤ救出然り、崖ダイブ然り、駆け落ち然り。
アルス
:アルス君がすごくアルス君していました。
意味不明な表現ですみません。
上手くやっているけど、所々不憫なのが彼というか……。
最後のオチを見て、やっぱり彼はアルス君だと思いました。
サクヤ
:文句言いながら人生楽しんでいましたね。
ハイラム以上に良い男を見つけられるのでしょうか……。
そのうち、ハイラムを強引に物にしそう。
ノブレス
:ネージュとイオンの反応で、いい人だと判断できました。
実際、とても粋な人でしたね。カリスマありますよ。
戦闘とは別方面でも頼もしい。
死の使い
:この子も反応が可愛かったです。
ゲーム開始時のロゴが変わったのは、この子が増えたからなんですね。
ノブレスに餌付けされて、死後の世界ともパイプ作られちゃっている奴。
ノーマッド
:前作時点では、魔王なんじゃないかと予想していました。
捜している大切な人がアクジャさんというのは予想的中。
前作で度々会いましたが、その度にフォルティスとミレイヤを見て
「お前ら、はよくっつけ」とか思っていたのかなと妄想。
ディブロ
:お前が来るのかよ!? と驚愕。
何か最弱から最強一歩手前になってるし……。
この子も癒しでした。彼がいれば、魔界も少しは静かになりそう。
ディアブロス
:ただ者ではないと思っていましたが、
魔界最強とまでは思いませんでした。
実は第二形態で高身長イケメンになるかと期待していたり。
こいつの悪辣なところは、人間自らが作った騒動、心の隙間に入り込み、
誘惑し破滅させるやり方ですね。
悪魔らしい暗躍でした。
アクジャさんが決着をつけたというのが因縁の終わりを強調していて
スッキリしました。
今作の戦闘難易度もサクサクでした。
だからと言って、回復せずに脳筋プレイするとやられますね。
レベルはよく上がるので、レベリングも苦ではないかと。
先頭キャラを変えると戦闘BGMが変わるから
レベリングのお供になる。
ボス戦はミレイヤを入れておくと、回復が安定しますね。
TPでの回復が優秀。雑魚戦はアルス君とノブレスに任せていました。
休日を使い、一気に終わりまでプレイさせていただきました。
制作お疲れ様&ありがとうございました!
まむさん、この度はプレイ&感想を書いてくださりありがとうございます!
そして、クリアおめでとうございます!
以前の感想と同様キャラクターたちの事をよく見てくださっていたり、物語を楽しんでいただけた事が伝わるコメントが多く、作者としてこの上ない喜びを感じております。
今作ではキャラクターの表情がコロコロ変わるので、前作とのギャップを感じやすかったかもしれませんね。
アクジャの例の表情は私の中でもお気に入りです(アクジャは可愛い)
戦闘難易度も2週プレイ前提という事でかなり気を使って制作したので優しすぎないか心配でしたが、コメントを見る限りでは丁度いい感じだったようで良かったです!
今回でディアブロスとの決着はつきましたが、サミュエルやマガレクスなど未だ謎が残っているキャラクターもいるので、いつか彼らの物語も形にし、ソルシエール年代記シリーズの全貌を明らかにできたらなと思っております(いつになるかは未定ですが・・・)
その時が来たら、是非また遊んでいただきたく思います!
前作に引き続き、本当にありがとうございました!