※今回のマップにはツクールストア様で販売されている「FSMマップ素材集 ~旅立ちの町セット~」を使用(一部改変)させていただいております。
皆さんはマップ制作において、どんなマップを作る時に難しいと感じますか?
私は町や室内など、人工物のマップを作るのが苦手な方です。
とはいえ、RPGを主に制作している身としては町のマップは必要不可欠と言っても過言ではありません。
苦手ではありますが、苦手なりに試行錯誤を繰り返して制作しております。
今回は現在制作中のゲーム「ソルシエール年代記~時を越えし者たち編~」で訪れる「幻想的な町」を作っていこうと思います。
<スポンサードリンク>
町のイメージを決めよう
まずはどんな町を作るか、イメージを固めてみます。
このイメージによって家をどのような雰囲気にするのかも変わってくるので重要です。
今回作るマップは前作「ソルシエール年代記~騎士と魔道士編~」でも出てきているマップですが、当時考えていたイメージをもう一度書き起こしてみようと思います。
- 全体的に青や紫を中心に使う
- 草や木も青緑っぽく
- 高低差は少なくても良いからオシャレ(幻想的)に
だいたいこんな感じです。
イメージ少ない!と思われた方もいるかもしれませんね。
個人的には最初のイメージは少なくした方が作りやすい印象です。
あまり多くのイメージを書き出そうとすると、それを考えるだけでも疲れてしまいます。
じゃあ、それ以外のイメージは一切考えないのかと聞かれればそうではありません。
他のイメージは実際に作り始めてから考えています。
「ここは大きな町。大きな町と言えば商店街的なのがありそう。じゃあ、武器屋や道具屋は近くに置いて、宿屋は別の場所に置こう。宿屋の傍には飲食店があって……」
こんな感じで連想ゲームをしながら作っています。
- 最初に決めるマップのイメージは最小限
- 他のイメージは作りながら想像していく
- 頭の中で連想ゲームをする
これが私なりのマップの作り方です。
家のデザインは工夫次第でオシャレ感を演出できる
では、実際に町のマップを作っていきましょう。
とは言っても、いざ家を建てようとした時に困るのが壁かなと思います。
いやいや壁なんて素材いっぱいあるんだから好きなタイルを選べばいいじゃない、と思いますよね?
私が昔悩んだのは「のっぺりとしがちな壁」です。
ツクールの仕様上、Aタイルの壁はオートタイルなので高さを付けようと横に広げようと自動で壁が繋がって作られていきます。
これ自体はとても便利な機能です。
ですが逆にのっぺりとした単調的な壁にしかならないのです。
もちろん場合によってはその方が良いという事もありますが、今回のイメージである「オシャレ感」を出すには少々物足りない感じです。
そこで考えたのがSHIFTキーを使ってマップチップをコピー&ペーストする事です。
どういう事かというと、まず一度設置したマップチップは右ドラッグでコピーできます。
これを通常通りポンッと置くとコピーしたマップチップが全く同じ状態で設置できるんです。
ただ、オートタイルの場合は自動で調整されてしまうので厄介です。
オートタイルの場合はSHIFTキーを押しながら設置すると、形を保ったまま設置できます。
この機能を利用して壁にメリハリを付けようというのが工夫ポイントというわけです。
また、2階建ての建物を作る場合は1階と2階の壁を違うものに変えるだけでもオシャレ感が出せるのでおススメです。
今回は画像のようなパターンで組み合わせてみました。
何となくですが、2つの壁を使う場合は特徴が真逆な物を使うと良い感じかなと思います。
(例:1階はレンガや石などの模様入り、2階は真っ白とかシンプルな壁)
後は思いつくままに壁を作り屋根を設置、窓や煙突を付けて家を作っていきます。
こんな感じで家をどんどん作っていけばやがて町に発展する、というわけですね。
また、今回のマップでは作っていませんが、武器屋と民家は壁や作りを全く違うものにするというのもアリです。
特に武器屋は火を扱う場所ですから、石レンガの壁を使って耐火性のある感じや重圧感を出すのも一つの案だと思います。
もちろん、最終的に完成する町のイメージに合わせて同じデザインにしても良いですし、色々試しながら作ってみてはいかがでしょうか? それでは、今回はこの辺で(`・ω・´)ゞ