【マップ講座】デフォルトマップチップだけで町を作ろう③【初心者向け】

前回、前々回と建物の外観をいろいろ作ってみました。

今回はいよいよそれらの建物を使って町を作っていきます!

若干マップの広さについて私なりの考えを述べているので話が脱線する事もありますが、それでも良ければ最後までお付き合いください!


<スポンサードリンク>

マップの広さは決めるのが難しい

それでは早速町のマップを作っていきましょう!

まずは左側のマップリストで新規マップを作りましょう。

マップリストはツクールの左下にあります。

ここの空いてる所を右クリックして「新規」を選びます。

ツクール:マップの設定

このような画面が出てくるので、それぞれ設定していきます。

名前と表示名の違いは、名前はツクールのマップリストに表示される名前で、表示名は実際のゲーム画面でこのマップに入った時に表示されるマップ名です。

タイルセットはこのマップで使用するマップチップの種類です。

ワールドマップのままだとワールドマップ用のタイルセットが出てきてしまうので、クリックして「外観」を選びましょう。

スクロールタイプはループするマップを作る時のみ使用するので、今回は使いません。

BGMはこのマップで流す音楽を選択できます。

BGSは波の音や雨音などの「環境音」なので、必要に応じて設定します。

戦闘背景はバトル画面で後ろに表示される背景の設定ですが、町で戦闘する予定が無い限りは特に触らなくても問題ないでしょう。

遠景はマップの後ろに表示される背景ですが、今回は使わないのでそのままにしておきます。

幅:高さはマップの大きさです。

今回は45×45で作ってみようと思います。

町のマップ:ベース

こちらが作成したマップを草地で塗りつぶした画像です。

「ちょっと待って広い!」と思われた方!

今は何も建物が無いので広く感じるかもしれませんが、実際に建物を置いてみると……

町マップ:大きさ比較

このぐらいの比率になります。

建物自体が割と大きいので、ある程度の建物を設置するとなると、このくらいでも良いかなと思います。

もちろん、そこまで建物を置かない場合はもっと狭くても問題ありませんよ!

ただ、あまり狭すぎても武器屋など必要な施設しか置けなくなる可能性もあるので、ほどほどが良いかもしれませんね。

逆に「狭い!もっと大きな町を作りたい!」と思われた方。

わかります、私も昔は「町なんだから大きく作らなきゃ」みたいに思っていたことがあります。

ですが、あまり広すぎても問題があります。

それは「実際のゲーム画面で歩くと広すぎて移動が面倒くさい」という事です。

もちろん、そこは個人差があるとは思いますが、プレイヤーは十人十色です。

個人で楽しむだけのゲームなら自由に作っても良いのですが、ふりーむ!やアツマールで公開する作品を作るのならある程度の配慮が必要になってきます。

とはいえ、先ほども言いましたようにどう感じるかは人それぞれ違います。

どのくらいのサイズが丁度いいのか、そこは私も未だに模索しながら作っています……

なかなかに難しい所ですね!

さて、話がそれてしまいましたが、とりあえず45×45のマップサイズで作っていきますね!

宿屋や武器屋などのお店はなるべく近く、そして町の入り口付近に設置しよう!

RPGを作るなら必要不可欠ともいえるのが宿屋や武器屋などの「お店」ですね。

民家を設置する前に、まずはお店の場所を決めておきましょう。

ここで注意!

例えば画像のようにお店の場所が離れている状態(マップに入った時のプレイヤーの位置はマップの下側と仮定します)

これはプレイヤー的にストレスになる可能性があります。

特に宿屋がマップの端っこにあると移動まで時間がかかってしまいますよね?

もし毒状態や瀕死、仲間のほとんどが倒れてる状態の時に宿屋まで遠かったらどう感じるでしょう?

早く回復したいのに宿屋まで遠すぎ!とストレスになるかもしれませんよね?

マップに入った時の位置がマップの上側でもやや遠い気がするので、下側だったら尚更です。

そのストレスに耐えても、今度は買い物したいのに店が離れてて面倒!てか店どこやねん!となってしまう可能性があります。

こういう事態を避ける為にお店の位置は町の入り口付近にまとめて設置する事をお勧めします。

町マップ:お店の位置を入り口付近に

こんな感じに宿屋・道具屋・武器防具屋・ギルドを設置してみました。

ギルドの前が空いていますが、そこは後ほど飾りつけに使うのであえてそうしています。

また、建物を一直線ではなく多少ずらして設置していますが、ここは好みで揃えても良いと思います。

あとは空いてる位置に民家を設置していく形になります。


<スポンサードリンク>

民家と道を設置してマップに町感を出していこう!

次は民家を置いて行きましょう!

空いてるスペースに前回・前々回で作った民家を適当に設置していきます。

適当で良いの!?と思われるかもしれませんが、変に偏ったりしなければ大丈夫!……だと思います(無責任)

町マップ:民家を置いてみた1

とりあえず、適当に置いてみました。

多少空いてる場所が目立ちますが、そこは後々飾りつけをしますので気にしなくて大丈夫です!

余談ですが、私がマップを作る際に建物をずらして設置してる理由は見栄えを良くしたいからです。

まっすぐ並べても綺麗なのですが、飾りつけがやや難しくなる印象です。

もちろん主観的な意見なので無視してくださって構いません!

自分の好みで設置してください!

ちょっとした小技ですが、別のマップに建物をあらかじめ作っておき、右ドラッグでコピーしたものをSHIFTを押しながらマップに設置するとスタンプみたいに置けるので少し楽ですよ。

町マップ:塀を使って入り口を表現

本当は飾りつけの時に置こうと思ったのですが、先に壁を設置する事で町の入り口を目立たせてみました。

ここから町とワールドマップを行き来する事が伝わるかと思います!

(私だったら上からもワールドマップへ行けるようにしちゃいますが、そこは好みで!)

画像では町の入り口側だけに壁を設置していますが町全体をぐるっと囲ったり、上と下だけに壁を設置しても良いと思います。

さて、ここまで作ったら建物の前にも道を引いて、より町感を出していきましょう!

町マップ:道を引いた

建物に沿って道を引いてみました。

中央の道が3マスに対し、横道は2マスと幅を変える事でマップにメリハリが付きます。

1マスにするのもアリですが、通ろうとした時にモブが道を塞いでしまう可能性もあるので、部分的に1マスの道を作るか迂回できるような形にした方が良いかもしれません。

ただし、迂回ルートを作る場合はあまり遠回りにならないようにした方がプレイヤーに親切だと思います。

さて、よく見るとギルドの柱やお屋敷の屋根など、建物の一部が道にはみ出てる部分があると思います。

道を引く時のポイント2

こういう場所はまず建物を無視して道を引き、改めて、消えてしまった部分のマップチップを設置しましょう。

現時点では飾りが無いので殺風景ではありますが、一応これでも町として成り立ちます。

とはいえ、あまりにも殺風景なので次は飾りつけをしていきましょう!

木や樽などを置いてマップに生活感や賑わいを!

それでは町マップをより賑やかにするために飾り付けをしていきましょう!

ぶっちゃけてしまうとここは基本的に「自由」で良いと思うのですが、一つだけ気を付けなければならない点があります。

それはプレイヤーが歩く時に邪魔にならないような飾り方をする事です。

どういう事かと言いますと、例えば今回のマップにある中央通りにタルや街灯などを飾り付けると……

道の上に樽を置くとちょっと邪魔

恐らくこんな感じになると思います。

真ん中に1マス分の道があるので一見すると大丈夫そうに見えますが、この付近に「ここは○○の町です」と言うモブがいたらどうでしょう?

ランダムで歩かせてると、この1マスの道にモブが入り込んでまっすぐ行きたくても行けなくなってしまうかもしれませんよね?

モブに挟まれて出られなくなる可能性も十分にあります。

なので、なるべく道には飾りを置かない、あるいは置いても歩きにくかったり閉じ込められたりしないような置き方をする事がポイントです。

私の場合は最低でも2マスは歩ける範囲を確保して作るようにしています(例外もあります)

この点に注意しながら自由に飾りつけしてみましょう。

町マップを木やタルで飾り付けた

ざっと飾りつけしてみました。

家と家の間には柵や樽や木を置いて入れないようにする事でモブに閉じ込められる事態を防いでいます。

慣れてくるとこんなマップも作れるという例

こちらは建物や飾りを密集させたバージョンです。

慣れてくるとこういうマップも作れるようになりますよ。

ただ、このマップは通行制限のプラグインを使う事を前提に作っているので、道が1マスしかない部分が多いです。

町マップの作り方は以上となります。

あくまで一例なのでコレが正解というわけではありませんが、参考程度にしていただければと思います!